お祭り
西馬音内盆踊り|秋田県羽後町の日本三大盆踊り
見頃毎年 8月16日・17日・18日(3日間)
西馬音内(にしもない)盆踊りは、750年以上の歴史がある秋田県雄勝郡羽後町で毎年8月16日〜18日に開催される伝統行事です。岐阜県の郡上踊り、徳島県の阿波踊りと並び「日本三大盆踊り」の一つに数えられ、ユネスコ無形文化遺産および国の重要無形民俗文化財に指定されています。亡者を想う「彦三頭巾(ひこさずきん)」や絢爛な「端縫い(はぬい)衣装」を身に纏い、野性味あふれるお囃子に合わせてしなやかに踊る、幽玄かつ幻想的な世界観が最大の特徴です。
1. 西馬音内盆踊りの開催概要
項目 | 詳細情報 |
|---|---|
開催日程 | 毎年 8月16日・17日・18日(3日間) |
開催時間 | 16日・17日:19:30〜22:30 / 18日(最終日):19:30〜23:00 |
開催場所 | 秋田県雄勝郡羽後町 西馬音内本町通り(※雨天時は羽後町総合体育館) |
文化財指定 | ユネスコ無形文化遺産(風流踊) / 国指定重要無形民俗文化財 |
特徴的な衣装 | 端縫い衣装 / 彦三頭巾(黒布覆面) / 編み笠 |
主な踊り | 音頭(優雅・しなやか) / 願人(野性味・テンポが早い) |
2. 歴史と由来
西馬音内盆踊りの起源は、正元年間(1260年頃)に源親の君が君ヶ岳城で豊作を祈願して踊らせた「音頭」に遡ると伝えられており、750年以上の歴史を誇ります。その後、1601(慶長6)年に西馬音内城主の小野寺氏が滅びた際、遺臣たちが旧主を偲び、亡者を呼び寄せる意味を込めて踊った「亡者踊り」が合流し、現在の幻想的な踊りのスタイルが確立されました。
3. 西馬音内盆踊りの3大見どころ
- 幽玄を醸し出す衣装と頭巾
- 端縫い衣装(はぬいいしょう): 絹の端切れ布を配色美しく縫い合わせた豪華な着物。代々受け継がれる貴重な伝統工芸品でもあります。
- 彦三頭巾(ひこさずきん): 黒い布で頭からすっぽりと顔を覆う頭巾。亡者を表しており、誰が踊っているかわからない神秘的な雰囲気をつくり出します。
- 編み笠(あみがさ): 菅(すげ)で編まれた浅い笠を深くかぶり、顎紐を美しく結んで上品に舞います。
- 対照的な2つの踊りとお囃子
- 音頭(おんど): 流れるような地口(替え歌)に合わせて、手先としなやかな腰つきで優雅に踊る代表的な踊り。
- 願人(がんじん): 寄せ太鼓の激しい打調に乗って踊る、アクロバティックかつ野性味あふれる力強い踊り。
- かがり火とお囃子の響き 本町通りの中央に組まれた櫓(やぐら)の上で打ち鳴らされる地響きのような大太鼓と、哀愁を帯びた笛・三味線の音色が、かがり火に照らされた夜の街に響き渡ります。
4. 会場へのアクセス・交通規制・駐車場情報
電車・バスでお越しの場合
- 最寄り駅: JR奥羽本線「湯沢駅」
- 路線バス: 湯沢駅前より羽後交通バス「西馬音内線」に乗車、「橋場」または「西馬音内角」バス停下車(所要時間:約15分〜20分)。
- ※祭り期間中は湯沢駅〜会場間で臨時シャトルバスが運行される場合があります。
車でお越しの場合
- 高速道路: 東北中央自動車道「湯沢IC」より車で約15分。
駐車場・交通規制
- 駐車場: 羽後町役場や近隣の小中学校などに臨時駐車場(環境整備協力金として乗用車1台1,000円)が整備されます。会場までは徒歩約10分〜15分程度です。
- 交通規制: 期間中の夕方(16:00頃〜23:30頃)は、西馬音内本町通り周辺が全面通行止め(歩行者天国)となります。車で訪れる際は早めの到着をおすすめします。
5. 周辺の観光・グルメ・立ち寄りスポット
- 羽後町名物「冷やがけそば(西馬音内そば)」
フノリをつなぎに使用した強いコシとツルッとした喉ごしが特徴の名物そば。冷たいつゆでいただく「冷やがけ」は絶品です。 - 道の駅うご 端縫いの郷
地元の採れたて野菜や特産品、西馬音内盆踊りグッズが揃う拠点施設。人気のジェラートや冷やがけそばも味わえます。 - 西馬音内盆踊り会館
年中いつでも盆踊りの衣装や歴史資料の見学ができる施設。大型スクリーンでの映像上映もあり、本番前の予習スポットとして最適です。 - 小安峡温泉・秋ノ宮温泉郷(湯沢市)
車で30分〜40分ほどの場所にある温泉地。盆踊り鑑賞の前後に立ち寄り湯や宿泊でリフレッシュできます。



