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今年も、西馬音内盆踊りへ。秋田の夏の終わりを感じる夜
日記

2026/8/19

今年も、西馬音内盆踊りへ。秋田の夏の終わりを感じる夜

今年も、秋田県羽後町で開催される「西馬音内盆踊り」へ行ってきました。

秋田に移住してから、毎年のように足を運んでいる西馬音内盆踊り。
数えてみると、今年で5回目になりました。

初めて見た時の、かがり火の中で静かに踊る姿がとても印象的で、それ以来、毎年この時期になると自然と「今年も行こうか」となります。

そして、何度か通ううちに、私たちが向かう時間も少しずつ遅くなりました。

今年、会場に到着したのは21時過ぎ。
西馬音内盆踊りは19時30分から始まり、早い時間には子どもたちの踊りも見ることができます。
21時を過ぎた頃になると、大人の踊り手が増え、会場の雰囲気も少しずつ変わっていきます。

西馬音内本町通りに並ぶ、かがり火。

その炎に照らされながら、彦三頭巾(ひこさずきん)や編み笠で顔を隠した踊り手たちが、静かに列をつくって踊ります。

色鮮やかな「端縫い(はぬい)」の衣装も、西馬音内盆踊りの美しさのひとつです。
指先の動きや、編み笠の下から見える所作、踊るたびに揺れる着物の裾。

派手な動きではないのですが、見ていると不思議と引き込まれてしまいます。
黒い彦三頭巾で顔を覆った姿は、亡者を表しているともいわれています。

暗闇の中、かがり火の明かりだけに照らされて踊る姿はとても幻想的で、5回目になった今でも見入ってしまいます。

そして、もうひとつ好きなのが「音」です。

三味線や笛、太鼓の音。
どこか切なく、少し寂しさを感じるようなお囃子が、夜の町に響きます。

その一方で、櫓から聞こえてくる「地口(じぐち)」と呼ばれる歌詞は、意外とユーモラスです。
テレビで放送するとコンプライアンスに抵触するものばかり笑

哀愁のある音色を聴きながら、歌詞に耳を傾けていると思わず笑ってしまう。
そんなところも、西馬音内盆踊りの面白さなのかもしれません。

そして22時30分。
いよいよ今年の盆踊りも終わりの時間です。

終わりが近づくにつれて太鼓・三味線・笛の音は次第に力強くなり、会場にも熱気が広がっていきます。
最後にアンコールも。

大きな拍手と歓声に応えるように、再び太鼓・三味線・笛の音が鳴り響きました。

踊り手も観客も一緒になって最後の時間を楽しんでいるようで、会場全体がひとつになるような感覚がありました。

そして、すべてが終わると、さっきまでの賑やかさが嘘だったように静かな夜に戻っていきます。

西馬音内盆踊りを見ると、毎年少しだけ夏の終わりを感じます。

何度も訪れるようになった今は、踊りだけではなく、お囃子の音や地口、かがり火の匂い、夜の空気まで含めて楽しむようになりました。

西馬音内盆踊りが終わると、秋田は少しずつ秋へ。